はじめまして、またはいつも読んでくださっている皆さまへ。
北木右京(北木@創作ノート)です。
Kindleにて、希望と再生をテーマにした作品を発表し、
複数作品でベストセラー1位を獲得しています。
声・気配・言葉――
目に見えないものの中に、人の本質が宿っている。
そんな気づきをもとに、
言葉にならない感情や、人と人との距離を描く物語を書いています。
三部作を書き終えた今、
改めて、最初の一冊のことを振り返っています。
『相貌失認 ― やがて見つけた希望の光』。
相貌失認(そうぼうしつにん)――
人の顔を認識することが難しくなる症状を題材に、
「人は、本当に相手を見ているのか」
そんな問いを描いた物語です。
この作品から、すべてが始まりました。
人は、目の前の相手を本当に見ているのか――。
目に映るものと、心で感じるものの間に、どれほどの距離があるのか――。
そんな問いを抱えながら、
私はこの物語を書き始めました。
この一作目には、三部作全体につながる“核”があります。
- 見ることの不確かさ
- 距離と認識のズレ
- それでも見つけようとする希望
『相貌失認』は、単なる症状や障害を描いた作品ではありません。
人と人が分かり合うとはどういうことなのか。
相手を見るとは、どういうことなのか。
その曖昧で、答えのないものに触れながら、
静かに人間を見つめていく物語です。
読むうちに、
あなた自身の世界の見え方や、
日常の中で気づかないまま通り過ぎていた小さな感情に、
ふと目を向けることになるかもしれません。
日々、忙しく過ごしていると、
何もしないで、ぼんやりする時間は意外と少ないものです。
スマホを見たり、動画を流したり、
人は常に何かをしていたくなる。
読書もまた時間を使うものですが、
本を読みながら、ふと窓の外を眺めたり、
コーヒーを飲みながら余白に沈んだりする瞬間があります。
私は、コーヒーやおやつと一緒に、
ゆっくり読む時間が好きです。
物語には、
“何かを急いで理解するためではない時間”が流れている気がしています。
もし三部作を順番に読むなら、
まずこの一作目から手に取っていただけたら嬉しいです。
ここで描かれる問いが、
『無菌室のランナー』、
そして『ノーマライゼーションの風景』へとつながり、
物語の見え方も、少しずつ変わっていきます。
『相貌失認 ― やがて見つけた希望の光』は、Kindleにて読むことができます。
▶ Kindle版はこちら
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
書くことで、見えないものに光を灯す――
その小さな灯りを、これからも静かに紡いでいきます。
もしよければ、「読者になる」から
この言葉の旅をご一緒いただけたら嬉しいです。

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