はじめまして、またはいつも読んでくださっている皆さまへ。
北木右京(北木@創作ノート)です。
Kindleにて、希望と再生をテーマにした作品を発表し、
複数作品でベストセラー1位を獲得しています。
声・気配・言葉――
目に見えないものの中に、人の本質が宿っている。
そんな気づきをもとに、言葉にならない感情や、
人と人との距離を描く物語を書いています。

三作目「ノーマライゼーションの風景」を書いた理由を、書こうと思います。
きっかけは、特別な出来事ではありませんでした。
むしろ、日常の中にある、ほんの小さなことです。
人は「できること」で評価されることが多い。
どれだけ役に立つか。
どれだけ効率よく動けるか。
けれどその一方で、何もしていない時間や、
ただそこにいるだけの人の存在は、簡単に見過ごされてしまう。
生産性を良しとする風潮に、疑問を感じていました。
この物語で書きたかったのは、
「できるようになること」ではありません。
むしろ逆で、
できなさや不完全さを抱えたまま、人がどう生きていくのか。
そして、
その人が“そこにいる”ことで、
周囲の風景がどのように変わっていくのか。
それを静かに描きたいと思いました。
だから「ここにいていい」というサブタイトルをつけました。
この物語は、
何かを証明するためのものではありません。
ただ、
ここにいていい、という感覚。
それを、読んだ人の中にほんの少しでも残せたらと思っています。
もしこの物語が、
あなたの中で静かに広がるものになれば、
それ以上に嬉しいことはありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
書くことで、見えないものに光を灯す――
その小さな灯りを、これからも静かに紡いでいきます。
この場所が、
誰かにとって「ここにいていい」と思える、
小さな風景のひとつになれたら嬉しく思います。
『ノーマライゼーションの風景』はこちら
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