" /> 「なぜ『ノーマライゼーションの風景』を書いたのか」——”ここにいていい”という感覚 - 北木右京公式ページ
北木@創作ノート
kitagiukyo

📘 小説家 北木右京
Amazon Kindle各部門にて、ベストセラー1位を獲得した実績を持つ。

著書:
📗『相貌失認 ― やがて見つけた希望の光』

📗『無菌室のランナー ― ガラス越しに見上げた春の空』

📗『ノーマライゼーションの風景――ここにいていい』

📗『素顔の在処(ありか)』

📗『リストランテ・リラサーレ』

相貌失認、無菌室、ノーマライゼーション、夫婦関係など、

人と人との関係性を見つめる題材を通して、

「人は人をどう認識し、どう理解するのか」という問いを軸に
小説を執筆しています。

異なる背景や価値観を持つ人々が出会い、支え合い、
ときにすれ違いながら変化していく姿。

一人ひとりの人生が交差する中で生まれる感情の揺らぎや、

人と人との間にある目に見えないつながりを描き、

人間の心の奥にある希望や再生を紡ぐ物語を書いています。

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「なぜ『ノーマライゼーションの風景』を書いたのか」——”ここにいていい”という感覚

はじめまして、またはいつも読んでくださっている皆さまへ。
北木右京(北木@創作ノート)です。

Kindleにて、希望と再生をテーマにした作品を発表し、
複数作品でベストセラー1位を獲得しています。

声・気配・言葉――
目に見えないものの中に、人の本質が宿っている。

そんな気づきをもとに、言葉にならない感情や、

人と人との距離を描く物語を書いています。

三作目「ノーマライゼーションの風景」を書いた理由を、書こうと思います。

きっかけは、特別な出来事ではありませんでした。

むしろ、日常の中にある、ほんの小さなことです。

人は「できること」で評価されることが多い。
どれだけ役に立つか。
どれだけ効率よく動けるか。

けれどその一方で、何もしていない時間や、
ただそこにいるだけの人の存在は、簡単に見過ごされてしまう。

生産性を良しとする風潮に、疑問を感じていました。

この物語で書きたかったのは、
「できるようになること」ではありません。

むしろ逆で、
できなさや不完全さを抱えたまま、人がどう生きていくのか。

そして、
その人が“そこにいる”ことで、
周囲の風景がどのように変わっていくのか。

それを静かに描きたいと思いました。

だから「ここにいていい」というサブタイトルをつけました。

この物語は、
何かを証明するためのものではありません。

ただ、
ここにいていい、という感覚。

それを、読んだ人の中にほんの少しでも残せたらと思っています。

もしこの物語が、
あなたの中で静かに広がるものになれば、
それ以上に嬉しいことはありません。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

書くことで、見えないものに光を灯す――
その小さな灯りを、これからも静かに紡いでいきます。

この場所が、
誰かにとって「ここにいていい」と思える、
小さな風景のひとつになれたら嬉しく思います。

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